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滞在中、肌身離さず持ち歩いていたケルン市内の鉄道路線図。旅行が終わるころにはボロボロになっていた。
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市内交通
が一週間乗り放題になる「ケルン一週間パス」。ケルンに到着したその日に購入。。 |
「大聖堂の街」と称されることが多いケルン。だが私が想像していたような「街のどこからでも大聖堂が見える」という街ではなかった。特に大聖堂がある駅前はショッピングビルが建ち並ぶ繁華街になっており、少し歩くとたちまち大聖堂はビルの群れに隠れ、見えなくなってしまう。観光客としては、正直ちょっと拍子抜けする気持ちもあったが、ケルンが大聖堂だけに寄り掛かっている街ではないという「証」にも感じ取れた。そう、ケルンはルール地方の中心ともいうべき「都会」なのだ。
「どの国に行っても、都会はほとんど同じ風景でつまらない」という声をよく耳にする。「パリに行こうがロンドンに行こうが、どこも似たような高層ビルが立ち並び、繁華街にはマクドナルドなどのファーストフード、大通
りの一等地にはシャネルやグッチなどの一流ブランド店が店を構えている」と。
確かに一見、都会はどこも似たり寄ったりに見える。だが実際に街を歩いてみると、その国ならではの「個性」が感じ取れるものだ。たとえばドイツにもマクドナルドはあちこちにあるが、ドイツのマクドナルドはバラックがイメージキャラクターになっている。紙コップにも、ハンバーガー容器にもバラックの写
真が大きくプリントされており、ドナルドの影がかなり薄い。世界中にチェーン展開しているマクドナルドだが、店内に入ってみると、「ドイツならでは」の発見に出会えるのだ。街歩きは、だから楽しい。
とりわけ、私がドイツを訪ねた時期は「WM開催直前〜開催直後」だったので、街にはサッカー関連のモノやイベントがあふれており、とても「他の都会と似たり寄ったり」なんていえなかった。
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デパートの壁面
に巨大なセットを取り付け、その「的」めがけて大砲からサッカーボールを発射する「サッカー的当てゲーム」。アディダス提供。
繁華街のど真ん中にあるためか、けっこうな人気で行列ができていた。だが何人打ってもなかなか入らない。私も10分ほど立ち止まって見ていたが、その間、一人も成功者なし。
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ショッピングモールの1Fにあるアディダスショップ。「IMPOSSIBLE
IS NOTHING」の看板がずらりと並び、人目を惹いていた。 |
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オレンジ色の単葉機が目印の大型スポーツショップ。「なぜスポーツショップに単葉機が?」というツッコミはナシで。
こちらの壁にもアディダスの「IMPOSSIBLE IS NOTHING」の広告があったが、バラックのこの赤ユニバージョンは、ドイツでもここでしか見れなかった。 |
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アディダス以外のサッカー広告も、もちろんあった。写
真は、デジカメやAV機器を売っている「デジタルショップ」の壁面
広告。別に私がバラックファンだからこれらの写真を撮っている「だけ」ではなく、本当にドイツではバラックを起用した広告が多いのだ。まさに「街を歩けばバラックに当たる」状態。 |